教育委員会から

学校施設並びに機器等の使用に伴う安全確保について(通知)

学校における事故防止については、「学校施設における事故防止の留意点について」等において、事故防止に必要な事項の周知及び事故防止のための適切な措置を講ずるようお願いしてきました。しかしながら、これまでも全国各地で事故が発生しています。
こうした事故を受け、町内各校では同様の事故の再発防止と学校環境の安全確保に万全を期するため、重大な事故につながる恐れのある工作物及び機器等について、点検すべき対象を今一度把握し、通常の使い方に加え児童生徒等の目線や多様な行動等も考慮して安全点検を行っていただいたところです。
こうした中、4月22日(火)に新地町総合体育館において、教育委員会職員が「舞台下(ステージ下)収納台車」に椅子を収納する際、台車本体と椅子の間に指を挟み、指を負傷する事故が発生しました。
本町の学校体育館の多くは、総合体育館とは形状は異なるものの、「舞台下収納台車」にパイプ椅子・テーブルあるいは体育館保護シート等を収納しております。各校においては、収納台車にこれらのものを積載して、舞台下に収納する際には、安全管理に努めていただいているところですが積載時には相当な重量となり、かなりの力を込めて収納作業を行わざるを得ません。従って、作業時には安全に配慮することが求められます。実際、国内においては、収納台車を含む「人力運搬機」の労働災害事故件数は、確認されているだけでも4,000件以上発生しており、その中には死亡事故につながるケースもあります。
つきましては、各学校施設においても、「舞台下(ステージ下)収納台車」に係る安全な使用に徹するとともに、今一度、学校環境における工作物及び機器等の点検すべき対象を把握の上、安全点検を実施して、学校の安全確保に万全を期すようお願いします。

 


詳細については以下のPDFファイルを参照ください。

学校施設並びに機器等の使用に伴う安全確保について(通知・0424).pdf