史跡
植松三十里さんの帝国ホテル建築物語が発売されました
帝国ホテル建築物語は、帝国ホテルの建築から取り壊しまで、まさに帝国ホテルの生涯が描かれた作品です。登場人物には、福田村(現在の新地町福田地区)出身の遠藤新が登場し、重要なキーマンとして描かれています。郷土の誇る偉人の足跡が丁寧な筆致で描かれています。遠藤以外にもフランク・ロイド・ライトや渋沢栄一、林愛作、帝国ホテル建造を支えた日本の腕の良い職人たちに至るまで、魅力的な人々が描かれた作品です。
近日(令和元年5月15日予定)新地町図書館でも貸し出しされますので、どうぞご利用ください。
平成30年度歴史講座を開催しました
今年は、民俗学に精通する川島秀一先生を講師にお招きして、平成31年3月2日(土)に平成30年度新地町歴史講座を農村環境改善センター大集会室にて行い、80名を超える来場者が訪れ、大盛況でした。
講座のテーマは「アンバ様の信仰と民俗」。
アンバ信仰は、江戸時代の享保年間よりその記載がみられ、約100年間に渡り流行と鎮静を繰り返し、現在の習俗に定着していき新地町の安波様をふくめ、福島県いわき市から岩手県宮古市まで各地のアンバ様信仰の特徴が紹介されました。
川島先生によれば、もともとの起こりは疱瘡除けの儀礼であり、利根川水系の商人(廻船業者)から漁師へ広がったものと考えられ、新地町の安波神社には、疱瘡除けの神様を奉った「若木大権現」(山形県東根市)と彫られた石碑が、一緒に奉られていることが紹介されました。
平成30年度歴史講座を開催します
新地町郷土史研究会と新地町教育委員会により今年も歴史講座を開催します。
昨年は歴史作家の植松三十里氏をお迎えし、福田地区出身の遠藤新が関わった帝国ホテルとその建築に関わった人々の物語を講演頂きました。
今年度は、民俗学に精通する東北大学災害科学国際研究所教授の川島秀一氏を講師にお迎えし、釣師地区に伝わるアンバ様について講演頂きます。
会 場 新地町農村環境改善センター 大集会室
日 時 平成31年3月2日(土) 午後1時30分 ~ 午後3時
演 題 「アンバ様の信仰と民俗 -近世の流行神の展開-」
講 師 川島秀一 氏
入場は無料です!!皆さまのご来場をお待ちしております。
川島 秀一
東北大学災害科学国際研究所教授/文学博士/民俗学者
東北大学図書館、気仙沼市図書館、リアスアーク美術館、神奈川大学常民文化研究所を歴任、現在は東北大学災害科学国際研究所教授であり、日本カツオ学会長
著書には、「海に生きる作法-漁師から学ぶ災害観-」
「漁労伝承」
「追い込み漁の民俗学的研究」
「津波のまちに生きて」 など多数
平成29年度歴史講座が催されました
歴史時代小説家の植松三十里氏をお迎えして、平成29年度歴史講座を開催しました。
来場者は70名を数え、帝国ホテルの企画から完成に至るまで多種にわたる人々が関わり、帝国ホテルはまるで「巨人のような存在」であると結ばれ、聴講者はいずれも感心して聞き入りました。
植松氏は現在、歴史街道(PHP研究所)にて、帝国ホテル建造に携わった林愛作やフランク・ロイド・ライト、建造を支えた職人、そして新地町福田地区出身の大建築家、遠藤新が登場する「果てなき図面」を連載中です。
新地町図書館では、植松三十里コーナーを設け、貸し出し中ですので、こちらもご利用ください。
平成29年度新地町歴史講座を開催します
記
会場 新地町農村環境改善センター 大集会室
日時 平成30年3月18日(日)
午後1時30分 ~ 午後3時30分
演題 果てなき図面 ー 帝国ホテルと遠藤新 ー
講師 植松 三十里 氏
入場・聴講ともに無料です。
今年は、現在「歴史街道」(PHP研究所)にて「果てなき図面ー帝国ホテル建築物語ー」を絶賛連載中の歴史時代小説家、植松三十里(うえまつ・みどり)氏をお迎えしご講演頂きます。
物語は林愛作をはじめとした帝国ホテル建築に関わる人々の人間模様が描かれています。それら登場人物のなかでも重要な役割の担い手として福田地区出身の遠藤新(えんどう・あらた)が登場します。
遠藤は福田村(現在の新地町福田地区)に生まれ育ち、仙台第二高等学校を経て、帝国大学建築学部へ進学します。物語では遠藤とライトの出会いも描かれました。
講演では植松氏の詳細な取材から見えた帝国ホテルに関わった人々についてご講演いただく予定です。こうした人々のなかで遠藤はいかに、帝国ホテルに関わっていたのでしょうか。
講演は、3月18日(日)午後1時30分から開始予定です。入場・聴講ともに無料ですので、皆さまお誘いあわせ上、ご来場下さい。
H29歴史講座ポスター.pdf
平成28年度新地町歴史講座を開催しました
今年度は、演題を「三貫地貝塚の縄文人」とし講師に国立遺伝学研究所集団遺伝学教授の斎藤成也氏をお迎えしました。
講義は、アフリカより生まれた人類が、世界へ拡散し、やがて日本にたどり着く予想経路を紐解き、日本国内の各地域別の多様性、三貫地貝塚の縄文人と現代の地域別日本人を比較する事で、現代人には縄文人のゲノムが20%未満しか伝えられていないという推測が披露されました。
福田十二神楽が出演します
各地域に伝承される民俗芸能の継承問題について、その担い手を子ども達とする事で上手に継承され続けている事例を挙げます。
国立歴史民俗博物館の小嶋美子名誉教授の基調講演を始め、新地町福田地区諏訪神社に継承される「福田十二神楽」の演舞が披露される予定です。
記
演題 「子どもと民俗芸能-担い手としての子どもたち-」
日時 平成29年2月18日(土) 午後1:00 ~ 午後4:30
会場 郡山市立中央公民館 多目的ホール
郡山市麓山1-8-4
入場は無料との事です。ご見学してみてはいかがでしょうか。
平成28年度新地町歴史講座を開催します
記
会場 新地町農村環境改善センター 大集会室
日時 平成29年2月25日(土)
午後1時30分 ~ 午後3時30分
演題 三貫地貝塚の縄文人
講師 斎藤成也(国立遺伝学研究所 教授)
入場料は無料です。
昨年は、福島県立博物館の森幸彦氏、福島考古学協会会長の玉川一郎氏を講師にお迎えし、三貫地貝塚の成果とこれからの課題について、ご講演頂きました。
今年は、国立遺伝学研究所集団遺伝研究部門の斎藤成也教授を講師にお迎えし、三貫地貝塚の縄文人という演題でご講演頂きます。
斎藤教授は、現代人の遺伝的近縁関係について、アジアを中心に調査されています。その調査のなかで、東京大学博物館に所蔵されている当町三貫地地区から出土した縄文人骨に目を付けられました。
長い間、土中に埋まっていた人骨のDNA情報を採取することは難しいとされるなか、斎藤教授は、縄文人骨の奥歯からDNA採取に成功しました。
この研究成果は、昨年の春先NHKの「サイエンスゼロ」にて紹介されました。また、昨年9月1日には、「縄文人はアジアの古株」という見出しで、新聞各紙に掲載されました。
果たして、新地町の三貫地貝塚から見つかった縄文人達はどのような遺伝的特徴や現代日本人との共通点ををもっていたのでしょうか。
講演は、2月25日(土)午後1時30分から開始の予定です。入場は無料です。皆さまお誘い合わせの上、ご来場下さい。
H28ポスター.pdf
くるめがすりの家ミニ講演会
教育総務課文化財担当の佐藤祐太主事が、講師を務めました。
新地町出身で建築家である『遠藤新(えんどうあらた)』が設計した『くるめがすりの家』を
紹介しながら、遠藤氏の建築哲学や古里への思いなどを説明しました。
2016年度 地方文化事業支援助成事業贈呈式
東日本鉄道文化財団では、1993年度より地方文化事業を行っており、特に東日本大震災後は被災した地域の無形民俗文化財の継承や存続の為に、助成事業を行っております。
このたびの贈呈式では、新地町「高田の神楽」をはじめ、相馬市の「下赤木の宝財踊り」南相馬市の「鹿島御子神社の火伏せ」の3団体が承認されました。
承認を受け、高田の神楽保存会では、神楽で着用する衣装の新調を行う予定となっております。
贈呈式(下段左から)「鹿島御子神社の火伏せ祭保存継承実行委員会」
「下赤木の宝財踊り保存継承実行委員会」
「新地高田の神楽保存継承実行委員会」
懸田弘則 氏(各継承実行委員会 委員長)
太田稔 氏(公益財団法人東日本鉄道文化財団 常務理事)
新地町教育委員会
福島県相馬郡新地町
谷地小屋字樋掛田30番地
TEL 0244-62-4477
FAX 0244-62-2369
e-mail
kyoiku@town.shinchi.lg.jp